Illustratorで作成したハガキや名刺の宛名や住所を変数で取扱ってみました。文字列を変数で扱う利点は、レイヤーでの変更と比べて修正が早く出来ます。
また、変数はxmlで書出・読込が可能ですので、Illustratorデータと変数データを別けて管理する事も可能です。
Illustratorの変数指定方法
★Illustrator CS6での説明になりますが、CS4以降であれば大体同じです。
元となるデータを用意します
変数パネルを表示します。
Illustratorの上部メニュー「ウィンドウ(W)」から「変数(R)」を選択すると変数パネルが表示されます。
変数とデータセットの指定
変数に指定したい文字を選択し、変数パネルの下部分にある「テキストを動的に設定」※赤枠をクリックします。
変数にオブジェクト(テキスト)が指定されます。変数名の変更も出来ます。こんな感じで、複数の変数を指定します。変数の追加を行う際に警告文「同一の変数に対する・・・」というエラーが出る場合、変数が選択された状態(色が変る)になっている場合があります。その場合、選択を解除してから変数を追加してみて下さい。
変数パネルのカメラアイコン「データセットをキャプチャ」をクリック。
もしくは、変数パネルのオプションから「データセットをキャプチャ」をクリック。
新規データセットが表示されます。任意の名前をつけてOKをクリックでデータセットが登録されます。
テキストを変更し、新しいデータセットを登録していきます。
登録したデータセットの切り替えは、変数パネルの赤枠部分で出来ます。
データセットを登録してもレイヤーは増えません。そのためレイアウト変更も比較的簡単に行えます。※変数の指定が消えた場合、再指定を行ってください。
Illustratorの変数を外部ファイル(xml)に保存

xmlは、テキストエディタやDreamweaverでも変更が可能ですので、データ入力とデザインの作業を分担して行う事も可能です。
読込みは、変数パネルのオプションから「変数ライブラリの読み込み」をクリックしてファイルを読み込みます。